つれづれ いくじ

20160320生まれの息子との日々

8月31日

昨日から箱根湯本の萬翠楼福住に家族3人で一泊してきた。

最近は本当に心がすさんでいて、自分の意図しないタイミングであのザーッとした暗い気持ちになったりしていたから、楽しみにしていた。

旅館は今までにないタイプで、重要文化財になっているらしい。

部屋は広く、ちょっと暗くカビ臭かった。

何度か火事や戦争で焼けているが、部屋には長い年月を感じる部分が多くあった。建築に詳しくないからよくわからないけど、欄干とか、柱とか。

なにより、そこここに人の気配の名残を感じた。よくある霊的ないやーなやつではなくて、かつてここを通り過ぎていった人たちの気配が染み付いているような。

わたし以外誰もいない大浴場でも、何となく人目を気にしちゃうような。

不思議な感覚だった。

 

お食事はすばらしく美味しかった。

酒好きなわたしが飲めないのはかわいそうだと夫がAmazonでノンアルコールのシャンパン風の飲み物を3本も取り寄せておいてくれたこともすごく嬉しかった。昔ふたりでよく旅館に泊まった時は、際限なく飲んだもんなぁ。

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帰りは御殿場に寄って、イッタラのグラスを安く買えた。いい買い物。

それにしても御殿場にいる間じゅう遠いところでドーン、ドーンと地鳴りみたいな音がしてたけどあれは何だろう?ゴジラ

 

夜はちもとで買ってきた最中。可愛い。

紐通すの大変そうだよねと夫と言い合う。

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明日からまたいつものまいにちが始まる。

夫が出かけて息子と2人になって、あやしたり寝かしたり授乳したりして、夫が帰ってきてお風呂に入れてくれる時間を心待ちにするまいにち。

 

息子が生まれて5ヶ月も経つのに、わたしはなんでまだ息子と2人の時間に怯えてるんだろう?

 

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追記

今いつも寝る和室で、息子とふたり一つの布団に転がってる。

何となくある安心感。やっぱり、巣に帰ってきたというか、そういうホッとしてる感じはある。こんなにこんなにこーんなにこの家嫌いなのに。

上げ膳据え膳で楽させてもらったはずでも、全身がぼんやり疲れてるのは息子連れで知らないところに泊まることへの本能的な危機感かなぁ。そわそわしてたのかも。

人間に生まれて、この御時世、さらに日本の温泉施設。危ないことなんかそうそうないぜ。

母親は損な体質だなぁ。